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ビルドインガレージとは?
ビルトインガレージ(以下、インナーガレージも含む)とは、自家用車を雨風やいたずらを守る為、建物内に駐車スペースを設置した設備のことをいいます。
子育て世帯や通勤に自家用車を使う方、車好きの方にとって、人気の理由として、ビルトインガレージのメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。
- 雨風から車を守れる
- 車にいたずらされる心配がなくなる
- 車のメンテナンスやDIY、趣味などのスペースにも使える
- 屋内から車への移動が天候に左右されない
- 敷地が限られている場合でも駐車スペースが確保できる
- 税金を抑えられるケースがある
ビルドインガレージ費用の相場
ビルトインガレージ単体の費用相場は、坪単価50万~80万円が一般的です。
この数字をもとに、普通乗用車を収めることを想定した収容台数ごとのビルトインガレージの費用相場と、必要な坪数を割り出したのが、以下の一覧です。
ビルトインガレージの費用相場一覧表 | |||
収容台数 | 必要な坪数 | 費用相場 | 備考(注意事項) |
1台 | 4~5坪程度 | 約200万~400万円 | 収容する自家用車が軽自動車や大型自動車なのか、ビルトインガレージ内で車いすは利用など、車のサイズや利用用途によって、ビルトインガレージに要する坪数や高さは変動する。 |
2台 | 10坪程度 | 約500万~800万円 | |
3台 | 20坪程度 | 約750万~1,200万円 | |
4台 | 30坪程度 | 約1,000万~1,600万円 |
上記一覧表はあくまで目安であり、坪単価だけで判断することはおすすめしません。
実際にビルトインガレージをプランニングする際には、愛車の大きさや実際に利用するシーンを具体的に把握したうえで見積もりを依頼しましょう。
注文住宅(ビルトインガレージ付)のハウスメーカー紹介
ビルドインガレージ付の注文住宅を取り扱ったハウスメーカー紹介一覧は以下の通りです。
この記事を参考に、予算内で自分が希望とする住まいの条件を当てはめてみて具体的に業者を絞ることができれば幸いです。
また、坪単価・評価や実績などは実際に購入した方からの聞き込み、ネット上の口コミなど参考にし、平均価格を算出した独自の目安単価(建物本体価格のみ)です。
会社名 | 坪単価 | 実績のある工法 |
積水ハウス | 70~100万円 |
口コミ評判はこちら → 積水ハウスの評判 |
へーベルハウス | 75~100万円 |
口コミ評判はこちら → へーベルハウスの評判 |
大和ハウス | 55~95万円 |
口コミ評判はこちら → 大和ハウスの評判 |
セキスイハイム | 65~85万円 |
口コミ評判はこちら → セキスイハイムの評判 |
ミサワホーム | 80~85万円 |
口コミ評判はこちら → ミサワホームの評判 |
一条工務店 | 65~80万円 |
口コミ評判はこちら→ 一条工務店の評判 |
セルコホーム | 45~65万円 |
口コミ評判はこちら → セルコホームの評判 |
エースホーム |
40~60万円 |
口コミ評判はこちら → エースホームの評判 |
ポラス | 40~60万円 |
口コミ評判はこちら → ポラスの評判 |
イシンホーム | 40~60万円 |
口コミ評判はこちら → イシンホームの評判 |
タマホーム | 35~50万円 |
口コミ評判はこちら → タマホームの評判 |
↓
お勧めのポイント
- 自分が希望を形にした間取りプランを作成してくれる。
- 間取り条件に合せた「資金計画(総費用・見積り)」を取り寄せすることができる。
- 住宅メーカー独自のネット上に出回っていない「土地情報」を提案してくれる。
- 複数社比較・工夫することで数百万のコストダウンも実現可能。
- 自宅から一歩も出ず間取り図や見積書の資料を取り寄せできる。
ビルドインガレージの間取り例
まずは、ビルトインガレージを取り付けた間取りの代表例を、坪数ごとに分けて解説します。
30坪の間取り例
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK+ロフト付き 2階建て | 30坪程度 | 1,350万円 | 1,620万円~1,755万円 |
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK 2階建て | 30坪程度 | 1,500万円 | 1,800万円~1,950万円 |
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK 3階建て | 30坪程度 | 2,400万円 | 2,880万円~3,120万円 |
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK 2階建て | 32坪程度 | 2,560万円 | 3,072万円~3,328万円 |
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK 2階建て | 35坪程度 | 2,625万円 | 3,150万円~3,413万円 |
注文住宅を建てる際、建物本体価格以外にも、外構工事・その他別途工事・諸経費などオプションによって価格は異なります。
また、坪単価は商品ごとに異なる点はありますが、一般的に住宅価格から2〜3割程度加算した価格が建築総額となり実際にかかる費用といえます。
40坪の間取り例
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK 2階建て | 42坪程度 | 2,520万円 | 3,024万円~3,982万円 |
モデル価格 | |||
居住タイプ | 坪数 | 本体価格 | 建築総額 |
3LDK+書斎 2階建て | 42坪程度 | 2,100万円 | 2,520万円~2,730万円 |
ここまでの代表例から、好みのイメージは見つかりましたか?
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ビルトインガレージ付きの家を建てる前の注意点
さまざまな世帯にメリットがあるビルトインガレージにあこがれている方も多いとは思いますが、注意しておきたいこともあります。
ここではビルトインガレージの失敗例を見て、実際にプランを立てる前の注意点として、対策とともに確認しておきましょう。
ガレージの上に部屋を作る場合は「断熱」「耐震性」に注意
ガレージの上部に部屋を作る場合は、断熱や耐震性に注意する必要があります。
なぜなら、ガレージには広い開口部があり暖房設備もないため、外気に近い温度になりやすいからです。
また、柱や壁のない広い空間を設けるため、耐震性が弱くなる恐れもあります。
ガレージの開口部にシャッターや扉を設ける、断熱性の高い建材を使う、ガレージ部分の柱や壁の耐震性を高めるなどといったガレージ上部の部屋でも安心して快適に過ごせる工夫をしておくのがおすすめです。
ビルトインガレージの後付けには要注意
計画段階での失敗例として以下の項目が挙げられます。
- ビルトインガレージを付けると若干予算オーバーだったので、後々リフォームで付けようと思っていたら家の構造上、リフォーム自体ができなかった。
- リフォームでビルトインガレージを検討したら、家の間取りから構造補強工事などで予想以上の費用がかかったので断念しました。
ビルトインガレージを新築時に付けると予算がオーバーしてしまうため、あとで「リフォームで付けよう」と考えている方は、リフォームにかかる費用に要注意です。
リフォーム費用が高額になる理由は、車の重量なども追加や間取り変更により建物の構造補強が必要となった結果として新築時に付けるよりも高く付くことがあります。
また、ビルトインガレージを付ける場合、車を駐車する必要スペースが広い為、家の主要構造である柱の配置まで影響する為、対応できないということもあります。
可能であれば、ビルトインガレージは新築時に付けたほうがよいです。
どうしても予算が厳しく、新築時には不可能だから将来的に増設したいという場合は、ハウスメーカーの担当者に相談し、将来を見据えた構造や間取りを計画しましょう。
音や換気対策を十分に検討しておく
音や換気対策で失敗した例として以下の項目が挙げられます。
- 車内を暖めておくためにわざわざシャッターを開けるのが面倒
- ビルトインガレージ内の換気扇費用をケチってしまったせいで、冬、車内の暖房を事前に付けておく際にはわざわざシャッターを開けて換気している。毎日のことで面倒くさい。
ビルトインガレージを検討しているのであれば、ガレージ内の換気扇は必須設備であることを念頭に置いておきましょう。
特に、冬場、車内の暖房をつけて放置する際に換気を怠ると、排気ガスがガレージ内にたまり、危険な状況にもなりかねません。
また、設備面で注意しておきたいポイントとしては、換気扇のほかに排水設備や照明も挙げられます。
例えば強い雨風があったとき、住宅付近に傾斜があればガレージ内に水たまりができてしまうこともあるでしょう。また、ガレージ内に水道を取り付けたい場合にも排水設備は必要です。
ガレージ内は昼間でも暗く、あとから手動の照明を付ける場合はスイッチのオン・オフが面倒だったりすることもありますので照明ははじめから付けておくことが得策といえます。
シャッターのメリット・デメリットを把握した上で判断する
シャッター選びの失敗例として以下の項目が挙げられます。
- おしゃれで安かったシャッターだけど、いざ住んでみると3年くらい経った頃から錆が気になってきました。
- 車を出し入れするたびに家が揺れたり、開閉音がうるさいので夜中の利用には注意が必要。
シャッターのデザイン性も住宅の外観に大きくかかわることなので、こだわりたい方は多いかもしれません。
予算を抑えるため、安価な商品を選びたいと思うのも当然のことですが、経年劣化が著しいものであれば、早い段階で付け替えなくてはいけなくなり、余計にコストがかかる可能性が高いです。
また、ビルトインガレージ内のシャッターの音は、意外と住居内に響くものです。
対策としては、ビルトインガレージの近くには寝室を配置しない、音が静かなシャッターを選ぶなど、周りに配慮したプランニングをすることが挙げられます。
シャッター選びに後悔しないポイントは、各素材のメリットとデメリットを理解しておくことです。以下の一覧表を参考にしてみてください。
シャッターのメリット・デメリット一覧比較表 | |||
比較項目 | メリット | デメリット | |
素材 | スチール製 |
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アルミ製 |
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ステンレス製 |
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木製 |
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開閉方式 | 巻き上げ方式 |
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オーバースライダー方式 |
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横引き方式 |
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また、上記のシャッターには手動式のものと電動式のものがあります。
手動式と電動式のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
手動式 |
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電動式 |
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固定資産税が想定より高くなってしまった
ビルトインガレージを作る際に、趣味のアウトドアやマウンテンバイクのためにスペースを広げたことで延べ床面積の1/5を超えてしまい結果として、減税対策に失敗したという例がありました。
ビルトインガレージは、建築基準法施行令第二条により家屋部分の5分の1以上の面積の場合、延床面積として扱われ、固定資産税の対象となります。
逆に、ビルトインガレージの面積が家屋部分の5分の1以下であれば、ガレージの部分は固定資産税の対象外となります。
その為、家計を固定資産税で圧迫したくないという方は、ビルトインガレージの大きさに要注意です。
最初は気にしていても、家づくりのプランを何度か修正するうちに、固定資産税の対象となってしまっていたケースもありますので面積は確認するように心がけましょう。
車の買い替えを想定したサイズ・坪数やローンも検討する
車の買い替え又はローンなので失敗した例として以下の項目が挙げられます。
- 家族が増えたので小型車からワゴン車に買い替えたいけど、今のビルトインガレージ内には収まらなかったので月極駐車場を契約することに…あらかじめ大きめに設定しておけばよかった。
- 去年自動車ローンで車を買って、今年は家を買うつもりでした。しかし、住宅ローンで借りられるお金が想像以上に少なかったので頭金払えるかどうか心配です。
- 最近周りでEVが流行ってるから、我が家も電気自動車への乗り換えを検討。お店にまで行ってテンションも上がっていたのに、うちのガレージでは「コンセントの後付けが難しいかも」とのこと。このまま諦めるしかないのか‥。
二酸化炭素の排出が抑えられる電気自動車(EV)の注目度は高く、自動車メーカーも続々と電動車商品を生み出しています。
電気自動車の普及が一気に進む社会が来ても、車をEVに買い替えられるよう、コンセントははじめから設置しておくか、あとで設置できるよう電気工事だけでもしておいたほうが無難といえます。
今の車を買い替えたり、2台目、3台目を購入したりする可能性がある方は、新築のプランニングの際に、あらかじめ将来を見据えた面積を確保しておくとよいです。
また、自動車ローンの返済が残っていると、住宅ローンのみを借りる状況に比べ、借入限度額の上限が下がってしまいます。
例えば、フラット35では年間の返済額が年収によって決められており、年収400万円未満で30%以下、年収400万円以上で35%以下としています。
このパーセンテージには住宅ローン以外の年間返済額も含むことになっているため、自動車ローンも対象となります。
住宅ローンをなるべく上限いっぱいまで借りたい場合は、自動車ローンの早期返済を実現させるか、まだ車を購入していないのであれば、車の購入は家の購入後に検討するとよいです。
2つのローン返済で生活が苦しくならないよう、お金の借り過ぎには注意してください。
理想の注文住宅を手に入れる方法
- 比較する為の条件ポイントを決める。
- 自分が準備できる予算を決める。
- 複数社から見積りと間取りプランを入手する
「予算内で家を建てられるのか不安…」「家づくりの進め方や段取りが分からない」など気になることがあると思いますが、この3つの方法を行うことで理想のマイホームにグッと近づけます。
特にハウスメーカーを決める際には、絶対に複数社から見積もりをもらいましょう。
複数社から見積もりを取っただけで、数百万安くなったという口コミもあります。
比較する為の条件ポイントを決める
マイホームを計画する為の第1歩として、自分がどんな家に住みたいのか条件や優先順位をつけるなど整理してをポイントを決めることです。
どのハウスメーカーや工務店でも同じことが言えますが、会社によって力を入れているポイントがそれぞれ違いがあります。
その為希望する条件を3つ程度に絞って優先順位を決めなければ、結局どのハウスメーカーを選べばよいのか判断することは極めて難しくなるでしょう。
最も注文住宅を購入する上で重要視しているポイントは以下のランキング形式で紹介します。
1位.建物の性能(省エネルギー性、耐震性、高耐久性など)
2位.住宅の立地
3位.デザイン
4位.住宅の価格や手数料
5位.設備の性能
独立行政法人 住宅金融支援機構による調査結果データ(2017~2020年)を参考より
他にも「アフターサービス」、「間取りプラン」などこだわる条件はありますが、多くの人が上記の項目を優先にハウスメーカーを選んでいるようです。
自分が準備できる予算を決める。
予算上限を決める目安として、まず自分の年収、貯金の残高、月々に支払える返済可能額、将来の家族状況の生活によって変化する収入と支出などを予測又は把握する必要があります。
マイホームを購入する上で殆どの人が金融機関から住宅ローン借入れを利用しています。
金融機関を利用した人の統計や調査結果から「年収に応じた借り入れ額・返済可能額・建設費用や建築面積・貯金(頭金)・土地の購入額と面積」などが結果として報告されています。
住宅規模や建築費用・ローン借入れ可能額などの一般的な相場額は以下の通リ結果内容を紹介しますので予算上限を決める判断基準の参考目安として見てください。
注文住宅の建設費用相場の場合(土地は既に所有)
「住宅金融支援機構のフラット35利用者調査報告書(2019年統計データ情報)全国平均」より |
土地購入+注文住宅の建設費用相場の場合
「住宅金融支援機構のフラット35利用者調査報告書(2019年統計データ情報)全国平均」より |
上記の項目に対して「自分の年収に応じた借入れ可能額や手持ち金(頭金)」、「土地購入面積」、「住宅の規模、建設費用」、などを当てはめてみて全体予算額を決めることが大切です。
全体予算額を決めた後、どのような住宅に住みたいのか条件整理するようにしましょう。
複数社から見積もりと間取りプランを入手
ハウスメーカー複数社から見積もりや間取りプランをもらうのは、正直大変です。
一社ごとそれぞれ直接会社に訪問して見積り依頼又は打合せをして見積り比較する方法がありますが、それでは交通費や時間などの大幅な労力が必要です。
タウンライフ家づくりは、全国600社以上の住宅ハウスメーカー・工務店の中から・見積り・オリジナル間取り図まで無料で一括請求できる便利なサービスです。
第三者調査機関からも注文住宅分野では「顧客満足度1位」、「知人に勧めたいサービス1位」、「使いやすさ1位」の3冠取得している人気のサービスです。
これから家作りを計画する方で希望した間取り図や工事費用を事前に知りたい人は活用しても損は無いと思いますので、興味がある方は活用してみてください。
↓
お勧めのポイント
- 自分が希望を形にした間取りプランを作成してくれる。
- 間取り条件に合せた「資金計画(総費用・見積り)」を取り寄せすることができる。
- 住宅メーカー独自のネット上に出回っていない「土地情報」を提案してくれる。
- 複数社比較・工夫することで数百万のコストダウンも実現可能。
- 自宅から一歩も出ず間取り図や見積書の資料を取り寄せできる。
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